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No.20 オホス・デル・サラド登山隊2013 19日間

-Ojos del Salado (6893m)-
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h1日程

今回は、道中、色々とあったなぁ・・・というのが、率直な感想。
今回、残念ながら、体調不良の為、アタックを断念しました。無茶苦茶苦しんだという感じではないのですが、食欲が落ち(これは、いつものこと)、さらに、水を受け付けなくなり、アタカマBCからテホス小屋までの登りに体がいまいち順応せず...といった感じでした。個人的な理由でアタックできなかったのは初めてでしたが、ま、こんなこともあるさ!
日付をクリックするとその日の日記が見れます。日記中に出てくる高度はGPSに記録された数字を記載していますので、行程表中の数字とはズレがあります。また、行動中の時刻は、一部、GPSの記録を遡って記載していますので、実際とはずれている箇所があるかもしれません。

日付 行程 備考
12/21(金)
17:00成田空港発-(AC002)→14:50トロント空港着-23:45トロント空港発-(AC092)→
機中(泊)
空路、トロントにて乗り換えて、サンティアゴへ
12/22(土)
→12:05サンティアゴ空港 サンティアゴ空港到着後、専用車でホテルへ。
12/23(日)
8:40サンティアゴ-(LA314)→10:10コピアポ着-(専用車)→バジェ・チコ(3200m)
バジェ・チコ(3200m)(テント泊)
空路、コピアポへ。専用車にてバジェ・チコへ移動。
12/24(月)
バジェ・チコ:周辺ハイキング(約3時間)
バジェ・チコ(3200m)(テント泊)
事情により、バジェ・チコにてさらに1泊。
12/25(火)
バジェ・チコ-(専用車)→ラグーナ・サンタ・ロサ(3600m):周辺散策(2時間)
ラグーナ・サンタ・ロサ(3600m)(テント泊)
専用車でマリクンガ塩湖の南端のラグーナ・サンタ・ロサへ。
12/26(水)
ラグーナ・サンタ・ロサ(3600m):シエテ・エルマナス山(4890m)登山(約7時間)
ラグーナ・サンタ・ロサ(3600m)(テント泊)
シエテ・エルマナス山登山
12/27(木)
ラグーナ・サンタ・ロサ-(専用車)→ラグーナ・ネグロ・フランシスコ(4100m)
ラグーナ・ネグロ・フランシスコ(4100m)(ロッジ泊)
3種類のフラミンゴが生息するラグーナ・ネグロ・フランシスコへ。
12/28(金)
ラグーナ・ネグロ・フランシスコ:周辺ハイキング(約3時間)
ラグーナ・ネグロ・フランシスコ(4100m)(ロッジ泊)
現地で半日ハイキング。
12/29(土)
ラグーナ・ネグロ・フランシスコ:コピアポ山(6090m)登山(約7時間)
ラグーナ・ネグロ・フランシスコ(4100m)(ロッジ泊)
コピアポ山登山に変更。ラグーナ・ネグロ・フランシスコでの宿泊1泊延長。
12/30(日)
ラグーナ・ネグロ・フランシスコ-(専用車)→オホス・デル・サラド登山口(4530m)
オホス・デル・サラド登山口の小屋(4530m)(泊)
ラグーナ・ベルデでのテント泊より変更。。
12/31(月)
オホス・デル・サラド登山口-(専用車)→アタカマBC(5250m)
アタカマBC(5250m)(テント泊)
専用車でアタカマBCへ移動。
1/1(火)
アタカマBC→テホス小屋(5750m)→高度順応(6000m)→アタカマBC(約6時間)
アタカマBC(5250m)(テント泊)
テホス小屋への荷揚げ及び高度順応登山。
1/2(水)
アタカマBC:休養日
アタカマBC(5250m)(テント泊)
登頂に向けて休養。オホス・デル・サラドなどの周辺の山々の大展望。
1/3(木)
アタカマBC→テホス小屋(5750m)(約2時間)
テホス小屋(5750m)(泊)
テホス小屋へ移動。
※体調不良の為、アタックを断念しアタカマBCへ下山。
1/4(金)
テホス小屋→オホス・デル・サラド山頂(6893m)→テホス小屋→アタカマBC(5250m)(約12時間)
アタカマBC(5250m)(テント泊)
早朝、テホス小屋を出発。オホス・デル・サラド登頂。アタカマBCへ下山。
※アタカマBCにて他の人達の下山待ち。
1/5(土)
アタカマBC-(専用車)→バハ・イングレッサ(0m) 専用車で、バハ・イングレッサへ一気に下山。シーフードとチリワインで打ち上げ。
1/6(日)
バハ・イングレッサ-(専用車)→16:55コピアポ空港-(LA313)→18:15サンティアゴ空港着-21:45サンティアゴ空港発-(AC093)→
機中(泊)
専用車でコピアポ空港へ。空路、サンティアゴへ。夜、サンティアゴ空港から帰国の途へ。
1/7(月)
→6:10トロント空港着-12:00トロント空港発-(AC001)→
機中(泊)
トロントにて乗り換え。
1/8(火)
→15:10成田空港着 日本到着。

■12月21日(金) 曇り

12:15守谷発-(車)-(谷和原IC-稲敷IC)→13:40 USA Parking-(送迎車)→13:50成田空港着-15:00集合-17:50成田空港発-(AC002)→15:25トロント空港着-16:30-(タクシー)→登山用品店(Mountain Equipment CO-OP)-ビール&つまみ(Grill)-(タクシー)→20:30トロント空港-23:45トロント空港発-(AC092)→
機中 (泊)

只今、14:40。成田空港に到着し、チェックインして...荷物を預けて...両替をして一息。そこで、ガイドの竜石さんからの着信に気付き、電話をしたら、ちょうどチェックインが完了したところということでカウンター近くで合流した。
今日は、まだ、出国の人もさほど多くなく、静かな空港。搭乗時間までは自由行動となったので、ちょっと空港散歩をした。することがなくなったので、ゆっくりと搭乗ゲートへ移動した。座席に座ると、いつもの如く、まず、睡魔に襲われ...離陸しないな~と思っていると、やはり、手続きに時間がかかって遅くなった人がいるとか...
映画を観ながら、うとうとしたり、食べたりで前半戦(12時間)終了。トランジットに8時間くらいあったので、タクシーで街まで行き、登山用品店をウロウロ...買わないと思っていても買っちゃうのね^^;。ソフトシェルパンツを購入。まだ、時間があるので、飲めるうちにビール!を楽しんだ^^V。体がほぐれた~。

■12月22日(土) 晴れ

→12:15サンティアゴ空港-13:50出発-(送迎車)→14:30ホテル到着
ウェルカムドリンク-シャワー、昼寝
18:00出発-(徒歩)→両替(ショッピングセンター)-(タクシー)→19:00ビール(Zanzibar)→20:00-22:15夕食(El Apera)-(タクシー)→22:30ホテル-23:20就寝

寝ても寝ても着かない~と足や首が痛くなったが、ほぼ定刻にサンティアゴに到着した。サンティアゴに来るのは、2004年の南極へ行く時に経由して以来?懐かしく感じた。入国審査は長蛇の列!1時間以上経過してやっと外に出た。太陽が眩しい!そして、暑い~。ホテルに到着してウェルカムドリンクを飲んで、うとうととして、シャワーと浴びたら、もう、夕食に出発する時間!歩いてショッピングモールへ行くと、クリスマス前の週末だからか、人がいっぱい!両替をして、いざ、出陣?!夕食はシーフードを食べにレストラン街へ。20時から開店ということで、別のお店でビールを飲んで時間つぶし。夕食は、チリらしく、レモンがきいて、あっさりした感じの魚介を堪能。明日からテント生活なので、今日は、一日、飲んだなぁ。食後の胃の痛みも無く、体調良く、チリ滞在スタート!!

■12月23日(日) 晴れ

5:00起床-シャワー、荷造り-6:15朝食
7:00出発-(専用車)→7:30サンティアゴ空港着-8:45サンティアゴ空港発-(LA314)→10:05コピアポ空港着-11:10出発-(専用車)→11:50Hotel Las Pircas→14:10昼食(ホテルの隣)→スーパーマーケット→17:40バジェ・チコ(3062m)着
テント設営-19:00-21:00夕食-22:00就寝
バジェ・チコ(3062m) (テント泊)

今日は国内線でコピアポへ移動。1時間ちょいで、それほど、サンティアゴから遠いところではなかった。コピアポに到着した時、雲一面でひんやり。あれ~?こんなに涼しいの?と慌てて上着を1枚はおった。というか、ここで、こんなに寒かったら...と思ったが、昼前から日が差し、暑くなってきた。ちょっと安心。お昼をコピアポのホテルの隣のレストランでとり、14時過ぎに出発。途中、スーパーマーケットで水を買い、車に揺られて。太陽の光で眩しい中、夢心地で3時間くらい?目的地に到着した。キャンプしやすい地形の場所だった。17:40だったが、まだ、暖かく、明るく、ゆっくりとテントを設営し、夕食を待った。なんと、バーベキュー!しかも、ワイルドな肉の塊がボン、ボン、ボン!今日は、3000mのわりには、元気な感じ。食事も問題なし。この調子は、はてさて、いつまで続くやら...

■12月24日(月) 晴れ

7:00起床-8:00朝食
9:40出発-(徒歩)→(休)→3,560m→13:15バジェ・チコ
昼食-フリータイム-19:00-20:30夕食-21:10就寝
バジェ・チコ(3062m) (テント泊)

今日は予定が変更となり、3時間半の足慣らし後、ステイとなった。
朝、ゆっくりめに起床。夜はまぁまぁ眠れたかな?9時40分から2時間程度ということで高度順応に出発。飛行機と車の移動でなまった筋肉がちょうどよくほぐれた感じ。太陽が出ると、暑い!が、標高3500mを超えると少し風があり、それが心地良かった。結局2時間くらい登り(5-600mくらい?)、下ってきた。予定では次のキャンプ地へ移動だったが、諸事情によりもう1泊。昼食後、荷物の整理をして少し落ち着いた。日中は暑いので、半袖、短パンで昼寝。ちょっと幸せ...食欲もまーまー。体調もまーまー。

■12月25日(火) 晴れ

6:00起床-テント撤収-7:30朝食-キャンプ地撤収
10:00出発-(専用車)→10:30コル(4090m)→11:30ラグナ・サンタ・ロサLaguna Santa Rosa (3773m)
テント設営-13:00-13:30昼食-14:30-16:30湖周辺散策-お茶-19:00-21:00夕食-22:00就寝
ラグナ・サンタ・ロサ(3773m) (テント泊)

今日は移動&散策。
朝、起きて、荷物を詰め、テント撤収後、朝食。今日もまずまずの体調。その後、キャンプサイトの撤収。10時に出発し、30分くらいでこる(4090m)に到着。眼下に今日のキャンプ地ラグナ・サンタ・ロサが見えた。思ったより近い?1時間で到着した。色の着いた湖にフラミンゴ。南米独特の風景だなぁ...。まず、自分の寝床を作成した。100%自分でテントを張るのってもしかして初?!というくらい新鮮だった。ランチ後、散歩と称して、湖の対岸の高台まで。空身(水のみ)でOKと言われたので、軽い気持ちでいたら、結構な距離と登り^^;。空身なので、手袋をして、wind stopperは着ていたが、風があり寒いと一瞬感じた。が、少し下ると問題なく、無事終了。今日のキャンプ地到着の瞬間から尿量激増。ま、体が山の生活に慣れてきたっちゅうことで。
食欲も珍しく旺盛。しかし、昼食以降、処理能力が落ち、夕食後、胃がこなれるまで寝れない。1時間ほど胃をならし、そろそろ寝ますZzz...

■12月26日(水) 晴れ

6:00起床-7:00朝食
8:10出発-(徒歩)→(休)→(休)→(休)→(休)→(休)→(休)→14:15-14:45Siete Harmones山頂(4895m)→(休)→(休)→17:05ラグナ・サンタ・ロサ
お茶-18:40夕食-19:30-21:00うたた寝-21:00就寝
ラグナ・サンタ・ロサ(3773m)(テント泊)

今日は頑張る日その1。
体調は、まずまず良好。昨日の話だと登り6時間、下り3-4時間?くらいな感じだったが、果たして??今日の目標は、携行した水3Lを飲むこと。目指すは、とんがっているSiete Harmones山!キャンプサイトから斜面が見えているが、なだらかで長そう...ゆっくり、順調に前進あるのみ。最初は、天気も良く、体はそれほどきつくなかったが、11時半ごろから風が吹き始め、高度が上がっていくにつれて、体感温度も下がり...でも、無事、山頂到着。風は強いが、座って岩陰で避けると暖かい...まったりしたいところだが、風もあるので、そこそこに下山開始。立ち上がると振られる~~!前進あるのみ...ずんずん...2時間20分程で帰ってきた~。疲れた~~!1つ目のtask完了。
水は、頑張ったけど2Lと少しかな~?登頂の前あたりから胃が痛く、胃に水が溜まっていくような感覚がしてつらかったが、下山後はゆ~っくりとパンを食べたら少し復活した。しかし、今日は、もう一切、水を飲みたくない気分。夕食も胃が疲れて食べられなかった。夕食後、このまま寝てはまずい...と思ったが、結局、睡魔に勝てず、そのまま寝袋へ。

■12月27日(木) 晴れ

6:30起床-8:00朝食-テント撤収
10:20出発-(専用車)→11:40ラグナ・ネグロ・フランシスコLaguna Negro Francisco (4160m)
13:30昼食-15:00フリータイム-18:30夕食-21:00就寝
ラグナ・ネグロ・フランシスコ(4160m)(ロッジ泊)

昨日は、疲れと睡魔に勝てず、水も飲まずに何もせずに寝袋へ。3時まで爆睡。やばい?と手と顔を確認したが、むくみはなく一安心。水を飲んで改めて6時頃までぐっすり。胃も回復し、朝食は食べられるようになった。テントを撤収して、次のキャンプ地、ラグナ・ネグロ・フランシスコへ移動した。到着すると素晴らしく立派なロッジ風の建物があり、テント泊から変更!個室ベッドあり、トイレあり、キッチン・ダイニングあり...天国、天国^^V。体力が相当、充電されそう^^;。
今日は、散策することもなく、ゆっくり、まったり...小屋が快適だからなせるわざ?

■12月28日(金) 晴れ

7:00起床-7:50朝食
9:00出発-(専用車)→9:35 4325m地点-(徒歩)→10:45 4478m地点(休)→11:30 4489m地点→12:15 4325m地点-(専用車)→水場→12:45ロッジ
13:30お茶&ランチ-フリータイム-16:00-17:30湖畔まで散歩-19:00夕食-21:00就寝
ラグナ・ネグロ・フランシスコ(4160m)(ロッジ泊)

昨日は、何事も無く寝入ったつもりでいたが、寝苦しくなり、手がむくみ、後頭部が痛くなり...慌てて?、水、水、水。朝には何とかむくみ感がとれ、起き上がったかな。頭は、少々ボーっとした感じで、順応に出発。車でいけるところまで行き、半日トレッキング。歩き始め、案の定、寒さを感じて1枚多めに着て、体を温めた。道路のような道をおっちら、おっちら...徐々に体に酸素が行き渡る感じ。360度見渡せる場所まで行き、眼下に鉱山の広がる谷、コピアポ山、オホス・デル・サラドを確認。この頃には体も温まり、11時を過ぎると恒例の風が吹き始めた。下りはしゃべりながら、体も随分楽になり、本日の行程は終了した。
ランチをしながら、段々と登頂までのスケジュールが固まってきた。明日は、頑張る日その2!
12/29:コピアポ山(6008m?)を目指す
12/30:移動→ラグナ・ベルデ近く
12/31:移動→アタカマBC
1/1:テホス小屋荷揚げ
1/2:テホス小屋
1/3:オホス・デル・サラドアタック
1/4:予備日
...だそうな。
夕食前、湖まで散歩。近くに見えて遠いと思ったが、やっぱり遠かった...昼食、夕食共に結構、食べた。山登りのエネルギーになってくれ!ま、ここまでは順調です。

■12月29日(土) 晴れ

3:30起床-4:20朝食
5:20出発-(専用車)→8:00 4893m地点-(徒歩)→(休)→(休)→(休)→(休)→(休)→14:00 5975m(Copiapo山頂上手前)→(休)→(休)→(休)→(休)→17:05 4893m地点-(専用車)→18:30ロッジ
19:30-20:50夕食-21:00就寝
ラグナ・ネグロ・フランシスコ(4160m)(ロッジ泊)

予定より少し遅れて出発!ところが、さらに、道に迷ったり、道がなかったり...当初の予定の5200mには到底届かず。7時に5200mから歩き始める予定が、8時に4900mからの出発となった。コピアポ山山頂を目指す!歩き始めて、一度、トイレに行って調子はま~ま~のような、いまいちのような...先頭には追いつかず、一定のペースでついていくこととした。5500mを超えたあたりで、先頭につくことはおろか一定のペースで山頂までいくのが難しいなぁ...と思い、頂上直下の雪が出る斜面の手前あたりで区切りをつけ終了にした。6000mまでと思ったりもしたが、遠かったなぁ^^;。とりあえず、下りの大ブレーキにはならなくて良かった。でも、下りたら、胃が、再び食べ物を受け付けず...ロッジに戻ったら、別のパーティーが入っていて建物の中はてんやわんや。疲労の中、部屋を移動することで一段落した。夕食は、最初は、匂いも受け付けずだったが、時間と共に落ち着きフルーツをゆっくりと食べた。一晩寝れば、回復するような気もするが、果たして、果たして??

■12月30日(日) 晴れ

7:30起床-8:00朝食-シャンプー大会-撤収-昼食
13:50出発-(専用車)→16:50オホス・デル・サラド登山口(4530m)
18:30お茶&夕食-20:45就寝
オホス・デル・サラド登山口(4530m)(Cuerpo de Socorro Andino避難小屋泊)

いや~、寝た!水を飲んでから寝るべしと思いつつ、1杯飲んだら、朝の6時までノンストップ。やばい?!と思ったが、手、足、顔共にさほどむくんでもおらず、胃も復活。
午前中は、シャワーを浴びれるという話もあったが、ボイラーの都合で洗髪大会にしよう~ということに。髪の毛、顔、手が綺麗になりすっきり!元気になった気がした。昼食をとり、車に荷物を積み込み、オホス・デル・サラド登山口にある山小屋へ。正面にオホス・デル・サラド。堂々と鎮座しているな~。雪はなさそう...アイゼン、ピッケルは不要となりそう。
今日も小屋のベッドを利用。夕食は自分にしては上出来の食いっぷり。このまま調子上がれ~!けど、少しの標高差がこんなにも息苦しくさせるのか...おやすみなさい...

■12月31日(月) 晴れ

7:00起床-8:00朝食-荷詰め
9:55出発-(専用車)→(途中、砂地で1台スタック&故障)→11:30アタカマBC(5249m)-(1台の車でピストン待ち)
13:00テント設営-15:00お茶&ランチ-19:00夕食-22:00就寝
アタカマBC(5249m) (テント泊)

今日から、いよいよ、オホス・デル・サラド登山に突入といった感じ?アタカマBCを目指して朝食後、出発した。ところが、乾燥していて、砂地がめりこむ、めりこむ。何度となくスタックしてBCに到着した。しかし、後ろが来ない。一台で荷物と人をピストンし、挙げ句の果てに一台の車が動かなくなり放置せざるを得なくなった。1時間半くらい待ち、荷物と人が揃い、まずは、テント設営。テントに転がり込んで、しばし、休憩。15時頃にコーラを飲んでランチとなった。何だか調子は良い感じ。夕食まで3時間くらい準備しながらテントでまった~り。
日本は新年を迎え、チリは大晦日ということで(少しの)ワインで乾杯!&日本そば。ワインを飲んだためか?少々、体が熱い気が...ま、特に不調はなく寝ますZzz

■1月1日(火) 晴れ

7:00起床-8:00朝食
9:30出発-(徒歩)→(休)→(休)→(休)→12:35-13:35テホス小屋(5830m)(休)→(休)→14:50 6090m地点→(休)→15:40-16:20テホス小屋(休)→17:40アタカマBC
19:30夕食(食べず)-20:45就寝
アタカマBC (5249m) (テント泊)

昼間は暖かいテントもさすがに明け方前には寒い~~~。ペットボトルの水が凍り始めた。結構、寝てしまったがやばい...顔と手にむくみが...明らかに水飲み不足...明け方、3時頃からちょびっと飲んだが既に遅し...食欲もいまいち。準備ができた人からテホス小屋へ出発。ピッケル、アイゼンが不要となったので、食料とアタック日のみ必要なオーバーミトン、ハーネス、ヘルメットを揚げた。ザックが重いのもあったと思うが、明らかに手足がだるく、コピアポ山の順応が生かされていない感じ。テホス小屋で荷物をデポして、荷が軽くなり、少し休憩後、6000mタッチと称して順応へ。相変わらずの感じだったが、5900mを超えたあたりで少し楽に感じたような...(気のせいかもしれない)テホス小屋までの下りは、ま~ま~だったが、休憩してからBCまでの下りが、他の人と大きく水があいた。BC到着時には、自覚はなかったが、体調はやはり良くなかったみたい。BC到着時に飲んだジュースを2時間後くらいに吐き、食べられないのはあまり気にならなかったが、飲めないのはまずかろうと落ち着いてからお湯を飲むも再び吐き...寝る前に胃腸薬と共に水を飲んだら、これは大丈夫で、このまま眠りに...酸素飽和度65%-脈拍80台。深呼吸10回で90%代まで上がるが、普通の会話に戻ると、瞬時に元に戻った。う~ん、まさか、こんなことになるとは...というのが正直なところ。

■1月2日(水) 晴れ

7:30起床-8:15朝食-12:30昼食-15:30お茶-19:30夕食-胃ならし-22:00就寝
アタカマBC (5249m) (テント泊)

昨夜、3時半まで目が覚めず。慌てて、アップルティーを飲みだす。1時間ごとに1杯づつ飲み、やっと、1サーキュレーション。胃は落ち着き、朝食時には顔を出し、つっつくことができた。今日は1日休養日になったので、水分摂取も意識的に行ってみるって感じかな?怠け者はテントに入ると横たわってしまう...そして、水飲みを怠けて、動き始めに頭痛が...^^;。昼食時には豆餅が出て、チーズと食べるとvery good!トルティーヤも食べ、食欲については問題なし。あとは、むくみと体のだるさ?か?!お茶の時間にSpO2-脈拍65%-100。昨夜から変化してませんがな~。全ては摂水に尽きるのか...お茶の後、少し、明日からの準備をするも、寝袋がたたまれないことには始まらないので着替えをするくらいにとどまった。胃はそれなりなので、後はSpO2。夕食後2時間、起きてみることに。

■1月3日(木) 晴れwith強風

7:30起床-8:10朝食
10:30出発-(徒歩)→(休)→(休)→(休)→14:30テホス小屋(5830m)-18:50出発→20:15アタカマBC(5249m)
アタカマBC (5249m) (テント泊)

朝、目が覚めたら、寒くて、太陽が出るまで動けない!8時ギリギリに外に出て朝食へ。お決まりの紅茶1杯は何とか。しかし、胃があまり...ハム&チーズ&エッグサンドが食べられず、ポテトチップスが限界だった。体調は良くないが、ゆっくりとテホス小屋へ。4時間もかけているのに、全く楽にならず...水も食も全く受け付けず、しばらく、様子をみることにした。SpO2-脈拍は75%-80台くらいではあったが、深呼吸をしても数字は上がらず。
この数日の体調を現地ガイドが心配し、竜石さんとも相談し、自分自身も100%登頂はあり得ないと思ったので下山することとした。時、既に18時。日は傾いていたが、アタック時に着る予定だった分厚いダウンジャケットを着て、二重靴を履いてアタカマBCまで下りた。とにかく、「何か飲め、何か食べろ。」と言われたが、紅茶1杯とポテトチップス数枚が限界だった。でも、最終的に下山して、ゆっくり眠れそうで良かったのかな~。しかし、アタック前の下山という事態になるとは...

■1月4日(金) 晴れwith強風

9:00起床-朝食-(テントでうだうだ)-(下山者出迎え)-19:00夕食-20:45就寝
アタカマBC (5249m) (テント泊)

あ~良く寝た!水飲み不足で少々、頭が痛いがそれ以外は問題なし。遅めの朝食をとり、登山者が見えるかと山肌をみたがわからず...11時頃からはテントでうだうだとしていたら...昼すぎにRonaldとKana-catさんが下りてきた。「早い!」と言ったら...「登頂できていないから。」と。BCでも強風だったので心配していたら、相当、風が強く、順調に登れていたが、下山を決めたとのことだった。しばらく、誰も下りて来そうな気配はないので再び、テントでうだうだ...夕方、竜石さん、その1時間後にTさんが下りて来た。竜石さんは登頂。Tさんは凍傷のため、頂上直下で断念したとのことだった。とはいえ、皆さん、下山後、しゃべったり、お茶したり...元気で何より。皆さん、口を揃えて、「風が強かった~!」「風がやまなかった~!」で、技術的なコメントはほとんどなかった。当初は、アコンカグアより楽?!ともささやかれていたが、実際は、そうでもないとの結論のような...自然の厳しさに完敗xxx

■1月5日(土) 晴れwith強風

8:00起床-朝食-テント撤収
12:10出発-(専用車)→13:30登山口の避難小屋-17:00出発→22:00夕食(Hotel Las Pircas)-23:10出発→24:10ホテル着
シャワー-25:30就寝

今日も朝は寒くて日が出るまでは起きられなかった^^;。長いと思っていたけど、中日が過ぎてからはあっという間だったかなぁ...今日は、ラグナ・ベルデを見て、標高差5000m以上下り、海岸沿いの町、バハ・イングレッサまで行き打ち上げ^^Vのはずが...
朝食後、荷物を詰めてテントを撤収して、共同装備を車に積んで...故障した車をピックアップ(or修理)するための車が待てども待てども来ない。12時をまわったところで、1台で出発した。すると、登りでスタックした場所あたりでスタックしている車発見!なんと、我々の車をピックアップするために来た車だった。自力で脱出できず、牽引して引っ張り出した。一件落着かと思いきや、故障車をレッカーするための車が故障し?、放置せざるを得なくなった。登山口の小屋に、翌日から登山予定のグループが休養していて、ガイド同士が知り合いということで車を出してくれることになり、2台の車で残っている人と荷物をピックアップしに行った。先発組の3名は小屋で待機。エ~◎o◎!って感じだったが、個人手配で来ていた日本人の方が1名いて、お互いに良い話し相手となった。どのくらい経ったか、車が戻って来て、2台に分乗して出発できたのは17時!結局、ラグナ・ベルデへ行くことはできずxxx一体、何時に目的地に着くことやら...日没が遅いチリですらさすがに日が暮れて、22時過ぎに来る時にも立ち寄ったコピアポのホテルに到着。レスキューに来た車はコピアポまでしか運んでくれないので、1台車を頼んで乗り換えだそうだ。時間も時間なので、このホテルで夕食となった。シャワーを浴びてすっきりしてから乾杯~!とはいかなかったが、ビールで乾杯~!そして、食べたいものを注文。サーモンとステーキをたらふく食べた。最悪、最後の晩餐を食いっぱぐれるかと思ったのでちょうど良かった^^。さて、あと少し!1時間程いくと、目的地のバハ・イングレッサのホテルに到着した。本当に標高がほぼ0mだった。24時をまわっていたにもかかわらず、海岸沿いには大勢の人が楽しそうに食事したり遊んだりしていた。慌てなくても、ここでも食事できていたかも?!
色々ありすぎた1日だったが、無事、到着し、シャワーを浴びてベッドに横たわったら、即、夢の中Zzz

■1月6日(金) 曇り後晴れ

8:00起床-8:20朝食-荷造り-11:00海岸を散歩-13:00-14:30昼食()
14:45出発-(専用車)→15:05コピアポ空港-17:05コピアポ空港発-(LA313)→18:25サンティアゴ空港着-お土産購入-22:00頃サンティアゴ空港発-(AC092)→
機中(泊)

あっという間に午前8時といった感じ。もう少し寝ていたい気もしたが、まずは、帰り仕度。山から離れるととにかく、触る物全てが砂っぽい。なので、あまり、荷物の中身を出さないようにしてバッグを閉めてしまいたかったが、バッグの中でアップルティーのパウダーが散乱!仕方なく、中身を全て出し、外で逆さにして応急処置^^;。行きは2つのダッフルバッグで余裕だと思ったのに、帰りは、何だかファスナーが閉まりにくい^皿^。さらに、国内線の重量を気にして行きは登山靴を機内持込ザックに入れていたが、超過料金を請求されたら払おうとそのままにした。11時に海岸沿いを散歩し始め、まず、海岸沿いのホテル見学。コテージ風というのか宿泊したホテルより雰囲気の良いホテルだった。その後、海岸沿いのお土産屋さん巡り。そう言えば、アコンカグアへ行った時にサンティアゴに戻ってから1泊2日で海に言って、お土産屋で色々と買ったっけなぁ...(今回は、何も買わなかったけど)。最後にシーフードランチと決めていたが、お店が13時からということで、ジュースを飲んだり、アイスを食べる人がいたり...と、ゆ~ったり。ちょっと動き出すのが早すぎ?!チリでは、ランチ13時から、ディナー20時から、24時を過ぎても、まだ人が盛り上がってるというのが標準のようだ。ようやく、待ちに待ったシーフードランチ!まずは、ビールで乾杯して、その後、海鮮フリッターが出てきた。美味しい~!次は、各自で注文したメニューで貝柱が名物らしいので貝柱のスープと海鮮類の煮込み(のようなもの)を食べた。どれも、美味しい~!昨日の夜も食べたかったなぁ...でも、最後にチリらしい食事でまとまって良かった。さらに、午前中は曇っていて涼しかったのが、14時をまわってから太陽が出て青空となり、夏の海らしくなった。
14時半をまわり、空港へ行く時間となった。ここで、ガイドのフェルナンドとロナルドとはお別れ。ここからは、日本まで長い長い道のりだ...国際線だけでも十分長いのに、国内線のおまけ付き!!コピアポ空港では、チェックインが終わり、搭乗口へ移動した後に、呼び出しがかかった。(いやな予感^^;)チェックインカウンターへ行くと、「重量オーバーだから、超過料金を払え。」とのことだった。どうやら、2人一緒にチェックインして2人で7kg超過らしい...言われるままに支払おうとしたが、竜石さんの援護のおかげで免除された(ありがとうございました)。サンティアゴ空港で、竜石さん、Tさんとお別れ。Kana-catさんとは便が同じなので成田空港まで。各自、空港でお土産を購入し、覚悟を決めて?、飛行機に乗り込んだ。やはり、疲れているのか、食事以外ほとんど寝た。

■1月7日(土) 晴れ

→6:05トロント空港着-お土産購入、朝食-12:00トロント空港発-(AC001)→
機中(泊)

定刻にトロント空港に到着した。約6時間の空きがあるが、さすがにこの時間に外に出ても何もできないので、そのまま、乗り継ぎでターミナルを移動した。最初の1時間くらいはお店巡りでつぶせたが、動き回るのも疲れてきて、椅子に座ってi-phoneをいじったり、書き物をしたり、それも飽きてくるとうとうとしたり...フライドポテトやハンバーガーが食べたい衝動にかられたが、時間が早くフライドポテトがなく、ポテトチップスとコーラで我慢。搭乗口付近に人が増え、出発時間が近付くと、日本語の放送がかかり出し、いよいよ、旅行が終ることを実感。飛行機に乗り、シートに座ると、即、いつでも寝れるような感じ。再び、食事以外、これでもかといわんばかりに寝た。映画を観ようとしてもすぐに目を閉じてウトウトしてしまった。音楽を聴いても子守唄状態。

■1月8日(日) 晴れ

→15:30成田空港着
16:40出発-(送迎車)→16:50 USA Parking-17:00出発-(車)→19:00守谷着

ほぼ定刻に成田空港に到着した。荷物がなかなか出てこなくて、少し時間がかかったが、問題なく。機内であまりにも長い時間うとうとし続けていたので、頭がボーっとした感じ。車を運転し始めて、少ししゃっきり。無事、19時過ぎに帰宅した。途中で、食べたいと思った物、鶏の唐揚げやお寿司を買って帰り、あっという間に完食。山での食欲の無さは下山後一気に解消され、帰国後、加速されそう...今回の旅行で、体重は±0kg、体脂肪率-3%。ま、時間の問題で元通りですな。
感想
○今回、アタックできない事態になった理由は何だろう?
-基礎体力の低下:直前に3週間くらい喉風邪をひいたり、2012年は1年を通してあまり体調が良くなかった
-6000mの壁:振り返ると、順応で6000mに登った後、食べられなくなり水が飲めなくなり、何回登っても楽にならなかった
○オホス・デル・サラドは、皆が口を揃えて「技術は必要でない」「風が吹くと、遮る場所がなく寒い」とのことだったので、登頂の鍵は「風」か?
○チリの食事は、いつも美味しい。これがあるから、南米旅行はやめられません^^!