HOMETrip abroadClimbing&SkiingMarathonOthers
previous

No.14 ヨーロッパ大陸最高峰エルブルース登頂&滑降11日間

-Elbruz (5642m)-
next
Elbruz
表紙
出発まで
日程
概念図
装備
食事
支出
ギャラリー

日程

残念ながら、斜面の状況が険しく、エルブルース登頂はなりませんでしたが、天気には恵まれ、7日間スキー三昧でした。
日付をクリックするとその日の日記が見れます。日記中に出てくる高度はGPSに記録された数字を記載していますので、行程表中の数字とはズレがあります(若干、低めの数字が出ています)。また、行動中の時刻は、一部、GPSの記録を遡って記載していますので、実際とはずれている箇所があるかもしれません。

日付 行程 備考
3/23(金) 11:00成田空港集合−13:00出発−(SU-576)→17:25モスクワ(シェレメチェボ)着 空路、モスクワへ。到着後、迎えの車でホテルへ。
モスクワ(泊)
3/24(土) 11:20モスクワ空港(ヴォヌコボ)発−(MN1219)→ミンボディ空港着−ミンボディ発−(送迎車)→テレスコル 空路、ミンボディへ。到着後、出迎えのガイドと共にエルブルースの登山基地となるバクサン谷のテレスコルへ。
テレスコル(泊)
3/25(日) テレスコル−(車)→チェゲット山(BCツアー)−(車)→テレスコル スキー1日目(足慣らし)
足慣らしにチェゲット山(3,460m)を滑ります。
テレスコル(泊)
3/26(月) テレスコル−(車)→(ロープウェイ、リフト)→ガラバシ−(登り)→11番小屋手前−(スキー)→テレスコル スキー2日目(高度順応)
ジャンクアット氷河の予定を変更。
テレスコル(泊)
3/27(火) テレスコル−(車)→(ロープウェイ、リフト)→ガラバシ−(登り)→パスツーコフ岩−(スキー)→テレスコル スキー3日目(高度順応)
車とケーブルカーでガラバシ(3,750m)へ。スキーでパスツーコフ岩(4,679m)まで登り、高所順応。その後、テレスコルまで滑ります。
テレスコル(泊)
3/28(水) テレスコル−(車)→(ロープウェイ、リフト)→ガラバシ(バレル小屋) スキー4日目(移動日)
再び、ガラバシへ。バレル小屋(3,750m)に入ります。
バレル小屋(3,750m)(泊)
3/29(木) バレル小屋−(雪上車)→パスツーコフ岩−(登り)→エルブルース登頂断念(4800m)−(スキー)→バレル小屋→テレスコル スキー5日目(アタック)
深夜に出発。パスツーコフ岩までスノーキャットを利用。4800m地点で下山し始め、11番小屋あたりから滑ってバレル小屋へ戻り、昼食後、下山。
テレスコル(泊)
3/30(金) テレスコル−(車)→(ロープウェイ、リフト)→ガラバシ−(BCツアー)→中間駅−(ロープウェイ、リフト)→ガラバシ−(BCツアー)→テレスコル スキー6日目(BCツアー)
ガラバシからBCコース2本。
テレスコル(泊)
3/31(土) テレスコル−(車)→ジャンクアット氷河(BCツアー)−(車)→テレスコル スキー7日目(BCツアー)
ジャンクアット氷河でBCツアー。
テレスコル(泊)
4/1(日) テレスコル−(車)→12:55ミンボディ−空港発−(SU-687)→モスクワ(シェレメチェボ)着−19:20モスクワ(シェレメチェボ)発−(SU-581)→ 早朝にホテルを出発。空路、モスクワへ。到着後、国際線空港へ移動し、帰国の途へ。
機内(泊)
4/2(月) →10:00成田空港着 到着後、解散です。

↑to Page top

■3月23日(金) 晴れ

8:20守谷発−(車)→9:50 USA Parking−(送迎車)→10:05成田空港着−11:00集合−13:00成田空港発(13:30離陸)−(SU-576)→17:25モスクワ空港(シェレメチェボ)着(17:45着陸)−19:00出発−(専用車)→21:10ホテル着
22:30夕食−25:00就寝
Hotel Izmailobo Beta(泊)

今回、圏央道が成田側へ少し延長されたので、常磐道(谷和原IC)−つくばJT−圏央道(阿見東IC)を利用して、空港へ向かった。ICを下りると新しい道が建設中だったが、どの道を行くべきかがわからず、旧道から408号線へ出て向かった。距離は20km近く余計にかかるが、所要時間は1時間半。今後、圏央道がもっとのびれば、もっと早くなるので期待!
心配されていた荷物は、予想通り、皆、超過気味で、totalで2人分(約40kg)くらいオーバーだそうな...モスクワでは、さらに、機内持ち込み荷物を増やすか...ほぼ定刻に飛行機は出発し、まずは、恒例の一眠り(座った瞬間が一番よく眠れる^^;)。ほぼ定刻にモスクワに到着。ホテルまでは1時間くらいと思われたが、ドライバーが何らかの交通違反をしたらしく、パトカーに止められた。2時間後に、無事、到着。
夜10時をまわったが、しっかりと夕食。参加者ほぼ全員、飲むのが好きで、深夜1時まで宴会調に飲んだ。1200ルーブル(約50USドル!)也...(ありえん^^;)

↑to Page top

■3月24日(土) 曇り/雨→雪

6:00起床(pulse 78)−6:15シャワー−7:20朝食
8:25ホテル発−(専用車)→9:50 モスクワ空港(ヴォヌコボ)着−11:20モスクワ空港発(12:05離陸)−(MN1219)→13:50ミンボディ空港着−14:40出発−(専用車)→(売店)→(トイレ休憩)→19:30ホテル着
20:00夕食−21:00就寝
Worflam Hotel(泊)

今日は、モスクワからミンボディ、さらに、テレスコルへの移動。9:50に空港へ到着し、11:20発の飛行機なので丁度かと思いきや、カウンターが11時かららしい...(間にあうのか?)実際には、10:50頃から始まったが、荷物は一つ一つ重さを測り、超過分はお金を払うことに...ダッフル14kg、板9kg、超過かと思ったら、セーフ!兼用靴を機内持ち込み荷物へ入れたのが攻を奏したか?(後で、わかったことだが、ダッフルバッグ+スキーケースの場合は、ダッフルバッグの重さが20kgを超えなければ超過料金をとられなかった。スキーケースの重さは加えられなかった感じ。しかし、スノーボードケースの場合は1つにまとめても2つに分けても、20kgをオーバーした分、超過料金をとられていた。)出発まで20分、急げ〜!ところが、X線チェックもパスポート提示や靴も脱げだの時間がかかり、11時20分滑り込み〜(その後、45分待ちだったけど^^;)。
ミンボディで、ガイドのイゴールさんとオクサーナさん夫婦が出迎えてくれた。天気は雨。さほど寒さは感じなかった。「雪が少ない」と聞かされ、少しショック!!専用車に荷物を積み込み、出発すると、道中、何度もポリスに止められ、パスポートチェックをされた。5年前はこんなだったかなぁ?テレスコルに近付くにつれ、少しづつ寒くなり、雪が降り始めた^^!そして、ホテルに到着すると、少し雪が積もっていた!
前回同様、移動の1日は結構疲れを感じた。いつも通り、だるくて、食欲も低め。明日から、サマータームらしく、1時間繰り上がるらしい。日本人にはわかりにくい感覚を経験できた。夕食後は何もせずに撃沈...

↑to Page top

■3月25日(日) 曇り/晴れ

6:00起床(pulse 64)−6:15シャワー−7:00朝食
8:25ホテル発−(車)→8:35チェゲットスキー場−9:15出発−(リフト)→9:40レストハウス(休)−10:30出発−(リフト)→10:55出発−(シール登行)→(休)→13:05-13:20チェゲット山山頂(3460m)−(スキー滑降)→14:50スキー場入り口−昼食(Cafe Cemepka)−17:05出発−(車)→17:10アウトドアショップ(Alpindustria)→17:20ホテル着
17:45シャワー−18:15散歩、買い物−19:00夕食−20:30ちょこっと宴会、スライドショー−22:50就寝
Worflam Hotel(泊)

今日、足慣らしでチェゲット山へ。リフトが動くのを待って、スタート。ところが、このリフト、風に吹きさらしでスローで距離が長く、凍えた^^;。リフトを下りても風が強く、一旦、レストハウスへ避難。手がきんきんに冷え、とりあえず、持っていたフリース、目出帽、手袋を全て装着して休憩。さらにリフトを乗り継ぎ、上へ行ってもなかなか体はあたたまらず。しかし、天気が良くなる方向へいき、歩き始めると、全身に血がまわった?気がして楽になった。ここからは、深呼吸をしながら、登るのみ。体の調子も上がり、雪不足だったのがこの2日間ほど雪が降り、上部は最高!山頂から気持ち良い1本だった。大満足^^!下部は、岩が出ていて難儀な場所もあったが、スキー場まで滑り込めた。スケールの大きなスキー場だった。とりあえず、スキーを楽しむという第一弾は◎。スキー場でのビールは最高だった!一気に絶好調?!油断は禁物だけどネ^^。

↑to Page top

■3月26日(月) 曇り/吹雪、風

6:00起床(pulse 66)−7:00朝食
8:25ホテル発−(車)→8:35ロープウェイ乗り場−(待ち)−9:15出発−(ロープウェイ)→9:30中間駅−(待ち)−9:50出発−(ロープウェイ)→10:00ミール駅−(お茶)−11:10出発−(チェアーリフト)→11:35ガラバシ→11:45バレル小屋(3730m)−12:10出発−(シール登行)→13:30-13:45 登り終了(3977m)−(スキー滑降)→14:30-15:10バレル小屋(休)−(スキー滑降)→16:25ロープウェイ乗り場−(遅い昼食:Freeride)−17:50出発−(車)→18:00ホテル着
19:00夕食−20:00宴会−23:00就寝
Worflam Hotel(泊)

今日は、いよいよ、エルブルース方面へ高度順応。ロープウェイ乗り場入り口で地面が凍っていて、ザックの重みと共に、左前頭部を地面にぶつけた!幸い、何ともないようだが...8時15分出発の予定が25分になり(これが原因でもないと思うが)ロープウェイ乗り場は大混雑。一本目は順番を待ち、二本目は追加料金を払うと早く乗れるらしくそちらへ(今後も利用しようかと思ったが、翌日、値段が跳ね上がったので、この1回に留めた^^;)。2002年の時同様、ミール駅に着くと目がまわる感覚が...チェアーリフトが動くのを待つため、お茶で一息。
5年ぶりにドラム缶型の小屋を見ると雪で埋もれていた!夏とは違う...天気も雪が降り、風があり、エルブルースは全く見えず...そんな中、11番小屋を目指して出発!登るに連れて風が強く、視界が悪くなった。結局、小屋手前の急斜面手前まで登って下りとなった。問題は、ここから...新しいゴーグルが緩いのか隙間ができて、視野が狭くなり、そのうえ、視界もあまりなく、大名行列のように連なって下りることに。雪面が見えづらい斜面を滑る難しさが堪えた。突然、板が止まったり、斜面が落ちたり...バレル小屋に戻ると、少し安心したが、この時が一番、体調が悪かったかなぁ。結構、冷えていたようだ。一休みして、ロープウェイ乗り場、まで。これも、結構、長かったなぁ。天気が良ければ楽しかった気もするが...入り口まで戻ったところで、遅い昼食。何も食べられないと思っていた時もあったが、暖まると、ビールもつまみもほどほどに食べれた。
今までで一番寒さを感じた気がした。とにかく、風が強かった。羽毛服もバリバリ必要な気がする。アタックの日に風が止んでくれればなぁ...

↑to Page top

■3月27日(火) 晴れ

5:40起床(pulse 72)−シャワー−準備−7:00朝食
8:15ホテル発−(専用車)→8:25ロープウェイ乗り場−(待ち)−9:00ロープウェイ−(待ち)→(ロープウェイ−)→(チェアーリフト)→10:30-11:10バレル小屋(3730m)−(雪上車)→12:05 11番小屋上(4093m)−12:20出発−(シール登行)→(休)→13:50板デポ(4374m)−14:35出発−(アイゼン)→15:20休憩(最高到達点:4467m)−15:35下山開始→15:55板デポ地点(休)−16:15出発−(スキー滑降)→17:00バレル小屋(不要な荷物デポ)→17:15ゲレンデ内滑降→18:15 ロープウェイ乗り場−(軽食:Freeride)−19:15出発−(専用車)→19:25ホテル着
19:40夕食−21:00シャワー&洗濯−21:45宴会−24:30就寝
Worflam Hotel(泊)

今日は、昨日より天気が良く、エルブルースが見えるかなぁと思いながらロープウェイを上がっていたが、バレル小屋から見えました〜!しかし、こ・こ・氷じゃん!が第一印象。
今日も、昨日に続き、高度順応。11番小屋の少し先までスノーキャットで行き、そこから、シール登行開始。昨日より、天気が良いこと、体が馴染んできたこともあり楽かな〜?4400mくらいまで登ったところで登り終了かと思ったら、板をデポしてアイゼンでさらに登った。4500mくらいまで登ったところで終了〜。やっぱ、アイゼン歩きは嫌いだ〜!一気に大汗をかいた。ピッケルを持つのも大嫌い。でも、スキー板をはいたままの登頂は難しそうのでちょうど良い足慣らしとなったかな?
板をデポしたところまで戻り、あとは滑るのみ。時間が遅くなると気温が一気に下がり、出だしがガタガタのアイスバーンで先が思いやられるといった感じだったが、途中、良いところもあり、総合すると滑ったなぁ...っと!バレル小屋から滑り出して間もなく、ちょっとしたハプニングがあり、ロープウェイ乗り場まで戻ると18時を回っていた。とりあえず、無事に戻ってこれて良かった、良かった!

↑to Page top

■3月28日(水) 快晴

7:10起床(pulse 69)−8:00朝食−8:30-10:30準備
10:15ホテル発−(車)→10:45-11:35登山用品購入 (Alpindustria)−(車)→11:45昼食(Freeride)−13:00ロープウェイ乗り場−(待ち)−13:45ロープウェイ−(待ち)→14:45ロープウェイ−→15:00チェアーリフト→15:20バレル小屋着
フリータイム−18:00お茶−19:00夕食−ロープ講習、GPSポイント登録−22:30就寝
バレル小屋(3750m)(泊)

今日もよい天気。こんなに天気が続くとこの先が少し不安になる...いよいよ、アタックのためにバレル小屋へ移動。その前に想定外のアイスバーン対策のため、登山用品を購入。よくわからないままにユマールを購入した。相変わらずの大混雑の末、15時過ぎに小屋へ到着した。一旦、雲が出たが、夜になると満点の星と無風の静かな夜。これを見て、明日の晴れを確信。
バレル小屋は、電気がつき、暖房があると知ってはいたが、あまりに快適で驚く!コックのズッフラさんの料理も美味しく◎(正直、ホテルの食事より美味しかった^^)。しかし、朝から胃がもたれて痛いのが気がかり><。食事後、シュリンゲ、ユマールの使い方を教わった。荷物をくくりつけるのに使おうかと持参したスリング、カラビナを全て使うことに...寝る前に近藤さんから頂上までのGPSポイントを教えてもらい、登録した。うまく使えるかなぁ?
さ〜、準備が終わったので寝るゾ!

↑to Page top

■3月29日(木) 快晴

3:00起床(pulse 75)−朝食
雪上車待ち−4:45出発−(雪上車)→5:05雪上車終点(4420m)−5:35登り開始−(アイゼン)→6:10-6:25希望者スキー板デポ(4495m)→(途中からフィックスロープを使用)→9:30登頂を断念し、下山開始(最高到達4772m)→10:30-11:20大休止(4710m)→スキー板デポ地点→12:30-12:45休憩(4410m)−(スキー滑降)→13:20バレル小屋(昼食、荷物パッキング)−15:35ゲレンデ内滑降→16:15ロープウェイ乗り場−(軽食:Freeride)−18:00出発−(専用車)→18:15ホテル着
シャワー−19:10出発−(車)→19:20パーティー(Freeride)−23:20出発−(車)→23:30ホテル着−23:45就寝
Wolflam Hotel(泊)

一度、トイレに起きたが、依然として天気は良かった。3時に起床して、食事をとり、雪上車を待つ(この雪上車の予約が難儀して、結構な金額を提示され、しかも、天気が悪かったら来ないと前日、言われていた)。無事、雪上車は到着し、アイゼンを装着し、ほぼ全ての衣類を身につけて乗り込んだ。雪上車を降りると、結構斜度のあるところで、息が切れた。ザックに板をとりつけ、アイゼン装着でゆっくりと歩き始めた。出だしでいきなり、水を飲もうとして、キャメルパックの飲み口を開けようとしたら吸い口が外れて、水が溢れ出しパニくった^^;。吸い口は再び、装着できたが、手袋やウェアーに水が飛び散り、いきなり凍った(幸い、寒さは無かったので、支障は無かったが^^;)!4495m地点で、登りに専念する人は板をデポした。どうしようかと思ったが、滑降目的で来ているので、もう少し、頑張るかと担いだまま登った(気づけば、近藤さん+2名のみだった)。パスツーコフの岩を過ぎ、サドルへ向かうルートがアイスバーンでフィックスロープを張りながら前進。しかし、登攀技術をあまりもたない我々が、これ以上進むのが危険との判断で4800m地点で登りを終了し、下山となった。体も動くようになり始め、これ以上ない良い天気だったので、残念だったがこれはどうしようもないなぁ...(後で、数日前にドイツのガイドが、登頂後、下りでクレバスに落ちたと聞かされる^^;)写真を撮ろうとするも、不覚にもカメラが結露して撮れず(大休止の時に、バッテリーを交換したら、撮れるようになったが、上部ではさすがに交換をする余裕は無かった)。南極では、結露しなかったが、今日の朝一の水流出騒動によりカメラにも支障が出たかも...フィックスロープから解放されてからの下りで、板をつけた荷を背負って、アイゼンで歩くことができず(重さと未熟さでどうにも足を真っすぐに出せなかった)、荷物を持ってもらうことに。やっぱり、アイゼン歩行はダメだ^^;...結局、デポ地点よりもさらに下ってから滑ることに。スキーになっても、標高と荷物とガタガタの斜面で結構つらかったがアイゼン歩行に比べると雲泥の差^^!一応、板を担いで登って滑って下りてきたということで、滑降を実感! 小屋で昼食をとり、予定を繰り上げて全ての荷物を持って(重っ!!)ゲレンデ内を滑って下まで下りた。こけると立ち上がれないので、何があってもこけないようにゆっくりと...
ホテルへ戻ってシャワーを浴びてから、スキー場入り口にあるFreerideといういつも昼食をとっているお店でパーティー。ガイドのイゴールがシャンパンを差し入れしてくれたり、料理も食べきれないくらい出てきた。後半、さすがに眠くなってしまったが、頑張って下りてきて良かった^^!

↑to Page top

■3月30日(金) 晴れ

7:00起床(pulse 72)−8:10出発−(車)→8:20ロープウェイ乗り場−(待ち)→(ロープウェイ)−(待ち)→(ロープウェイ)−(待ち)→(チェアーリフト)→10:45バレル小屋(朝食)−12:30出発−(スキー滑降)→13:40中間駅−(待ち)→(ロープウェイ)−(待ち)→(チェアーリフト)→15:25バレル小屋(昼食)−16:20出発−(スキー滑降:沢コース)→17:50道路-18:00出発−(車)→18:10ホテル着
シャワー−19:30夕食−20:10宴会−25:00就寝
Wolflam Hotel(泊)

今日、ホテルでの朝食がないため、バレル小屋まで行ってからの朝食となった。朝一番のロープウェイに乗っても、朝食に辿り着いたのは11時。予定を繰り上げて下山したので、食料を消費するため、卵攻撃だった^^;。 昼食も小屋でとるので、腹減らしのため、中間駅まで1本滑って再び戻ってくることに。リフト左手の斜面からスタートした。途中、大きなアイスフォールなどがあり、ゲレンデの枠内のような外のようなコースを楽しんだ。その後のロープウェイでの戻りが苦痛。ロシア人の割り込みが激しく、ガイドのイゴールさんとオクサーナさんが身を挺して阻止してくれていたが、それでも、どんどん割り込みが...1時間以上かかって昼食にたどり着いた。あまり、お腹が減っていなかったが、余っている食料を使って、スープ、ハンバーグ&パスタ、ケーキと豪華に料理が並んでいたので、一生懸命に食べた^^;。このツアー、昼食と夕食の間が短く、だんだん食べ物に追われている気がした。今日は、昼から既に追われている気が^^;...
そして、最後になるかもしれないバレル小屋からの滑り。今度は、リフト右手からスタートした。斜面に出るまでは、雪質が良さげでワクワクしていたが、滑り始めると、参りました!完全にクラストしていた^^;。スノーボーダーはクラストをもろともせず大斜面を気持ちよく滑っていく一方で、スキーヤーはこけなければ恩の字といったところ。斜面が大きいのに滑りが小さいなぁ・・・なんて思いながらもどんどん前進していくと、立山川を思わせるような沢へ出た(もっと、スケールがでかいと思うけど^^)。だんだん幅が狭くなり、隣では水が流れ、横滑りで前進するしかなくなった。途中、一旦、雪が切れたが、再び復活し、板をつけたまま、最後は森のようなところから道路へと出た。小屋からコースを覗き込んだ時には想像がつかないアドベンチャーなコースだった。時刻は既に17時50分。また、ホテルの夕食(19:00-20:00)が迫って来る〜!!ほとんど、夕食は食べられず...
明日は、滞在最終日。3つくらい候補が挙がり、大半の人がヘリスキーを希望した。値段は360ユーロ(60,000円弱)と高いが、4/1-15の期間限定でしかも3/31ということでプレオープンらしく、こんな機会はないと思い即決。ところが、いざ、登山用品店(Alpindustria注:ヘリスキーの内容が掲載されていると思われますが、ロシア語のため、よくわからない^^;)へ申し込みをしに行くと、既に2グループの申し込みがあり、燃料が足りないので申し込みできない事態に!ガッカリ^^;(っていうか、あり得ん!!)結局、明日は、当初、予定されていたジャンクアット氷河へ行くことに。

↑to Page top

■3月31日(土) 晴れ

6:20起床(pulse 62)−7:00朝食
8:15出発−(車)→8:50スタート地点(2249m)−9:30出発−(シール登行)→11:40-12:05小屋(休:2635m)→13:55-14:15登り終了(最高到達3127m)−(スキー滑降)→15:20スタート地点−16:15出発−(車)−16:45ミネラルウォーター源泉−17:00チェゲットスキー場−(昼食:Cafe Cemepka)−(バザール)−18:30出発−(車)→18:45ホテル着
19:30夕食−20:00帰り仕度−21:00宴会−25:30就寝
Wolflam Hotel(泊)

今日は、予定通り、ジャンクアット氷河でBCツアー。車でエルブルース町から山道へ入っていった。途中から雪が残っている道を登っていく。ロシアの車はノーマルタイヤなので、大丈夫かなぁと少し心配になったが、何事もなくホテル(と思われる)前まで到着。
今日も天気良く、そして、標高がそれほど高くないためか、初めてジャケットを脱ぎ、フリースも1枚脱ぎ、薄手の手袋で歩いた。最初の2時間くらい、景色は最高に素晴らしいが、行けども行けども高度が上がらない^^;...しかも、雪がクラスト気味。滑れるのか少し心配だったが、小屋で休憩後、さらに、前進すると、少しづつ高度を上げ、雪質も良くなり、風があるとそれなりに寒くなった。1時間30分くらい登り、最上部までは行けなかったが、来た道を見下ろせるくらいまで来たところから滑ることに!クレバスの位置などを確認しながらも、一定の幅の中で自由に滑降!!雪質も良く、「ウヒョ〜、最高^^!」と叫びながらのりのりの1本だった^^!!昨日に続き、ロシアのでかさを実感させられた。小屋まで戻ると、その先は、良くてトラバース、最後は手漕ぎで前進となった。来た道のトレースを少しでも外すと穴ぼこに落ちる確率が高く、昨日に続き、アドベンチャーなコースだった。スタート地点まで戻ると、思わず、「終わったなぁ・・・あぁ、会社が始まる〜」とつぶやいてしまった。考えてみたら、7日間、フルにスキー三昧だった^^!
しばらく、車を待ち、途中、ミネラル水の湧き出ている場所に寄り、水を飲み(鉄分、濃すぎ!)、昼食を食べるためにチェゲットスキー場へ向かった。また、夕食の時間が迫っていることは承知で^^;、17:00からシシケバブ、リキラバ、サラダ、餃子などをビールと共につまんだ。その後、スキー場内にあるバザールで何か面白いものはないかと物色。最初は、何も買う気はなかったが、他人が買っているのを見て、毛糸帽を購入。
ホテルへ戻ってから、急ぎで食堂へ向かい、半ば無理矢理夕食を食べたのは言うまでもない。今日は、最後の夜ということで、イゴールとオクサーナもホテルまで来てくれて、ホテルの部屋で宴会だった。荷物のパッキングを大急ぎですませて、いつもの如く、飲みながら、スライドショーを見ながら、しゃべりながら、どんどん時間は過ぎ...イゴール&オクサーナ夫婦も楽しそうだった^^。最後に、参加者の一人がオクサーナに板、シール、ウェアをプレゼントすると、なかなか女性物は手に入らないらしく、とても嬉しそうだった。今回のツアーは、全体を通して、トラブルもなく平和だったなぁ^^。

↑to Page top

■4月1日(日) 晴れ

6:10起床(pulse 66)−7:00朝食
8:30出発−(車)→売店→12:00ミンボディ空港−12:55出発(13:05離陸)−(SU-687)→15:00モスクワ空港(シェレメチェボ)着陸−15:45ターミナル移動−16:00軽食−19:20出発(19:25離陸)−(SU-581)→
機中(泊)

朝、眠かったが、6時過ぎに起き、朝食前に最後の荷物詰め。8時30分にホテルを後にして空港へ向かった。途中、売店へ寄り、ウォッカを購入する人が多かった。このためか、空港へ着いたら、(いつもの如く)嵐のような慌ただしさ。預ける荷物の重さを一つ一つ測られ、最後に機内持ち込み荷物まで測定された。ここだけだったが、グループ総重量で超過料金を課され、totalで150USドル也(15USドル/人と驚くほど高くはなかったけど)。イゴールとオクサーナにゆっくりとbye-byeする間もなくバタバタと飛行機へ。今回は、国内線到着と国際線出発が同じ空港のようで、ターミナル移動をするだけだった。少し、時間はあったが、観光をするまでの時間はなく、空港内のレストランで食事となった。そして、最後の荷物計量へ...今度は、個人対応で、機内持ち込みザックは置いて、カウンターへ。ダッフル13.5kg、スキーケースがなぜか7kgくらいになっていた。...というわけで、超過料金無し^^!飛行機は定刻に離陸し、「あぁ、帰っちゃうんだなぁ・・・」って感じ。やはり、疲れが出て、食べる時以外は、ほとんど眠っていた。

↑to Page top

■4月2日(月) 曇り

→10:00成田空港着−(荷物整理、精算)−11:50出発−(送迎車)→12:05 USA Parking−12:10出発−(車)→13:30守谷着
定刻に成田空港へ到着。出発する時に桜の開花宣言が既に出ていたので、今年は桜を見られないかと思ったら、意外にも結構、まだ、咲いていた。そして、気温も低く、肌寒い。税関を出てから、1時間程、荷物の整理をしたり、登山用品の支払いをしたり、三々五々、解散となり、最終的に、12時頃に空港を出発して、無事、守谷へ帰り着いた。
ツアーの感想
○9人と大所帯だったが、特に、トラブルなく、飲み好きな人が多い楽しいご一行様だった。おかげで?、結構、ルーブルを使用した。
○1日吹雪に見舞われ、ホワイトアウトもあったが、終わって見れば、最高の天気だった!
○目標だったエルブルース登頂はならなかったが、目的のスキーを楽しむことは120%達成でき、満足。
○スキーシーズンのエルブルースはなかなか登らせてもらえないようだ。2年前は5月に雪崩で登頂を阻まれ、今回は、3月に氷に阻まれ...それでも、近藤さんは夏の登頂は目指さず、登頂&滑降にこだわるようだった^^。

↑to Page top