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No.13 アララット山登頂とイスタンブール10日間

-Ararat (5165m)-
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h1日程

2度目の申し込み(1度目は2002年。人数が集まらず、不催行)で、ようやく、実現しました!アララット山(現地名アウリ・ダウ/箱舟の山)は、「旧約聖書」に出てくるノアの箱船伝説の山として有名です。複雑な政治情勢、民族問題などで何度か外国人の登山が禁止されましたが、1999年に解禁されました。それでも、登山には政府の許可と地元軍隊の許可が事前に必要で、入国ビザも取得する必要がありました。行きたい!と思っても、政治情勢は、どうすることもできませんので、無事、行くことができてラッキーでした。
今回は、飛行機、登山共に予定通り、順調に進みました^^。しかし、トルコ滞在最終日に思わぬ事態が...日付をクリックすると、その日の日記が見れます。

日付 行程 一言コメント
8/4(金) 12:50 成田空港発-(トルコ航空51)→19:20 イスタンブール 予定通り、イスタンブールに到着。
8/5(土) 8:20イスタンブール発-(トルコ航空668)→ワン→(送迎車)→ドゥバヤジット着
シムエールホテル(泊)
予定通り、ドゥバヤジット到着。
8/6(日) ホテル発-(送迎車)→迂回路で車で行けるところまで
出発(2070m)-(徒歩)→ベースキャンプ(3350m)
BC(テント泊)
登山1日目:アリ村を通過するよりも標高200m低いところこから歩き始めることに(アリ村は現在は存在しないらしい)。ベースキャンプは標高3350mだが、「3200mキャンプ地」と呼ばれているらしい...
8/7(月) ベースキャンプ-(徒歩)→予定していたアタックキャンプ(3730m)→実際に使用したアタックキャンプ(4110m)
AC(テント泊)
登山2日目:当初予定していたアタックキャンプ(3850m)の標高が3730mだったので、さらに上のキャンプ地(4110m)へ変更となる。
8/8(火) アタックキャンプ発-(徒歩)→アララット山頂上→アタックキャンプ→ベースキャンプ
BC(テント泊)
登山3日目:全て予定通り:全員登頂!AC撤収!BCまで下山!
8/9(水) ベースキャンプ-(徒歩)→歩き始め地点-(送迎車)→ホテル
シムエールホテル(泊)
登山最終日:天気にも恵まれ、順調に登山終了!
8/10(木) ドゥバヤジット観光
シムエールホテル(泊)
観光:メテオ・ホール、ノアの箱船、イサク・パシャ宮殿
8/11(金) ドゥバヤジット-(送迎車)→15:15エルズルム-(トルコ航空669)→17:15イスタンブール
ヒルトンイスタンブール(泊)
観光:ヤクティエ神学校
この日の昼食が食あたりの原因と思われる!メンバーのほとんどが体調を崩す。
8/12(土) 半日市内観光
17:30 イスタンブール発-(トルコ航空50)→
機内(泊)
観光:ブルーモスク、アヤソフィア博物館、トプカプ宮殿、バザール
昨晩の就寝頃から食あたりの症状が出始め、帰国まで尾を引く。
8/13(日) →11:00 成田空港着 定刻より早いくらいに到着。

■8月4日(金) 晴れ

8:00守谷発-(車)→9:55 USA Parking-(送迎車)→10:20成田空港着-10:50集合-13:20成田空港発-(TK51)-19:30イスタンブール空港着-20:15出発-(専用車)→21:10ホテル着
シャワー→22:50就寝
ヒルトンイスタンブール(泊)

梅雨明け直後らしい、夏らしい良い天気!守谷から空港へは初めてなので早めに出発!のはずが、道は混んでいるし、複雑だし...思った以上に時間がかかり、ちょうどの到着だった。集合時間に参加者10名とツアーリーダー全員にご対面。半数は事前の説明会で会っていたので、思っていた通り?、老若男女色々混ざったグループだった。ツアーリーダーは腰が低そうな山岳ガイドさん。
いよいよ出発!最初の機内食が終了してから(日本時間16時頃)、消灯となった。寝ろということか?(到着したら夜なのにこんなに寝て大丈夫かい?)イスタンブールで現地の日本語が話せるツアーガイド、ケナンさんと合流。イスタンブールの第一声、「あ・あ・暑い!」。20時をまわってから、日が暮れ始めた。ホテルまでの道は金曜日の夕刻ということもあり大渋滞。ボスポラス海峡には大勢の人が繰り出していた。やはり、首都アンカラ以上に知名度のあるイスタンブールといった感じ。飛行機の遅れもほとんどなく、荷物のトラブルもなく平和に一日目終了。

■8月5日(土) 晴れ

5:00起床(pulse 61)-6:00朝食
6:30出発-(専用車)→7:00イスタンブール空港-8:40イスタンブール空港発(TK668)→10:30ワン空港-11:00出発-(専用車)→11:40-13:00昼食(Akdamar camping)→14:50-15:15ムラディエの滝→16:20-16:40スーパーマーケット→17:00ホテル到着
荷分け-18:30-20:00夕食-シャワー-21:00就寝
シムエールホテル(泊)

8:20発の飛行機に乗るために6:00朝食。ビュッフェスタイルで種類が豊富だったが、時間がなくて全てのものをゆっくりと選別できなかったのが残念xxx帰国日に期待!
イスタンブールの空港は大混雑。異常な?大荷物なので少し時間はかかったが問題なく手続き完了。国内線のシートが革張りでちょっと高級な感じ^^。
ワンに到着するとワンも暑い!!車は冷房がなく、暑さにやれれそう^^;...まず、ワンからアクダマルへ向かい、ワン湖沿いのレストランで魚メニューをとる。いわなのような外観だったが、シンプルで意外?!と美味しかった(はえが少し気になったが...^^;)。
ドゥバヤジットへ向かう途中、ムラディエの滝で休憩し、スーパーマーケットでミネラルウォーターを調達し(1.5Lで1.5YTL=¥120程度、安っ!!)、17:00にホテル到着。
夕食までに荷分け(ホテル置き荷物、馬運搬用、行動用)完了。夕食はホテル敷地内のレストランにて。胃は、少々、お疲れ気味か、全てのメニューを半分から8分程度しか食べられなかった。ここも、はえが気になる...
あ~、明日からいよいよ歩き始め。予想以上の暑さに、少々、不安もあるがなるようにしかならん^^...

■8月6日(日) 晴れ

5:00起床(pulse 64)-7:00朝食
8:40出発-(専用車)→9:45歩き始め(2070m)→10:45-55(休)→12:00-12:25(昼食:2820m)→13:10-20(休:3100m)→14:00 ベースキャンプ(3350m)
ティータイム
15:30-16:55希望者のみで散歩(標高3490mまで)
18:30-19:15夕食-19:45就寝
ベースキャンプ(3350m)(泊)

今日も良い天気。当初、トラックでアリ村を通って行ける所までということだったが、アリ村への道が通れないということで、迂回路を通って、行ける所までとなった。この変更により、予定より標高200m下から歩き始めることに...^^;
ほこりにまみれてスタート!最初の1時間は日差しもあり、暑さの洗礼を受ける。1回目の休憩ポイント以降、雲が日差しを遮ってくれて助かった^^!が、山登り不足、運動不足のつけがどっさりと^^;・・・手足がだるくなり、超やばやばと思いながら3100mまで辿り着き、最後の1ピッチは少し楽になったが、足はかなり疲れた感じ。予定では5時間くらいかかると思ったが、4時間程でベースキャンプに到着。皆さん、速い!と思ったら、参加者の半数くらいの人が、高度順応のために直前に富士山に登ってきたようだった。ベースキャンプ到着後、良い天気の下、ティータイム(幸せ^^)。一息ついてから、希望者のみ散歩へ。どうしようかと思ったが、高度順応のために行くことに...すると、体が少し落ち着いた気が^^。
明日から大丈夫かなぁ?まぁ、(運動不足は)自業自得だから、気楽に行きますワ!

■8月7日(月) 晴れ

5:00起床(pulse 77)-荷物詰め-7:30朝食
8:25出発→8:50-9:00(休:3460m)→9:30-45(休:3640m)→10:05-20予定していたキャンプ地(休:3730m)→11:00-15(休:3920m)→11:55アタックキャンプ(4110m)着
キャンプ設営、昼食、ティータイム
14:00-15:30高度順応(標高4300mまで)
パッキング、アイゼン調節-17:30夕食-19:00就寝
アタックキャンプ(4110m)(泊)

夜は寝心地よく、朝の目覚めは脈拍は少し高いがまぁまぁ。昨日、散歩に出たこともあり、昨日と比べると快適だった^^。歩き始めて2時間も経たないうちに予定していたキャンプサイトに到着。しかし、思いのほか標高が低く、また、山頂までの距離も考慮し、現地ガイドの提案してきた4200m(実際は4100m)のサイトへ変更になった。それでも、昼には到着した。急な変更だったためか、テント設営に時間がかかっていたが、昼食を食べたり、ティーを飲んだりして一息!その後、高度順応へ。結構、斜度のあるがれ場で、明日は、暗い中、ここを歩くんだなぁと思うと、ちと憂鬱^^;。でも、今日は、足もだるくなく快調に終了した。テントに戻ってから、明日のアタックの準備をしながら、登山靴とアイゼンのチェックをしてもらうと、いまいち相性が良くなかった(前回、エルブルースでワンタッチアイゼンが少しいまいちな気がしたので、セミワンタッチアイゼンにしてみたがこれが裏目^^;)。何とか、きつくしめれば大丈夫だろうということだが、どうなるかなぁ?
夕食は、意外と食べることができ、むしろセーブ気味。珍しい^^...いよいよ、明日!おやすみ~!!

■8月8日(火) 晴れ/曇り

8/7 23:30起床(pulse 90)-0:30朝食(SpO2:90%-pulse 120)
1:10出発→1:50(休:4300m)→2:50(休:4500m)→3:40(休)→4:15(休:4730m)→5:25-45アイゼン取り付け(4950m)→6:50山頂!!!-7:15下山開始→7:40-8:00アイゼン取り外し(4950m)→(途中、数回、休憩)→10:07アタックキャンプ着
荷物詰め、ティー&メロン
11:45出発→12:35-13:??(休:3730m)→13:45ベースキャンプ着
テント設営待ちetc.-15:30ティータイム-15:55フリータイム(テントの中で横になる、荷物整理etc.)-18:00夕食-19:45就寝
ベースキャンプ(3350m)(泊)

昨夜、寝るぞ!と意気込んだものの30分から1時間おきにトイレに起こされ^^;、熟睡とはいかなかった(が、調子が悪いわけではないので、我慢、我慢!)。起きた時、妙に暖かくビックリ!手袋も薄手のもので問題ないくらい。しかし、準備していた装備を全て持って出発。最初の斜度のあるガレ場は、ヘッドランプでぼかしながら登ってちょうどだなと...(はっきり見えると、気が遠くなりそう)キリマンジャロのアタックが思い出された。標高が上がるにつれ、日の出が近付くにつれ、風が出てきて次第に寒くなってきた。(最終的には、フリース1枚を除く全ての物を使用した!)夜が明けると、山頂が近くに現れ、間もなく、アイゼンを取り付けることとなった。アイゼンは、昨日、あわせてもらったので、問題無しだった。緩やかな頂上稜線を歩き、少し傾斜のある山頂手前150mを登ると登頂!!しかし、アイゼンを取り付けてから、ダブルストックをピッケルに持ち替えたのが、ちょっと失敗だったかも...。少し固めの雪を想像して、ピッケルを持ってみたものの、2,3歩歩いてみると、アイゼンがよくかむ歩きやすい雪だった。そうなると、持ちなれていないピッケルを持って歩くのが苦痛となってしまった。途中から、肩から指先の力が入らず、山頂での疲れの元となったような...山頂では、周りの景色を撮る気もなく、集合写真と単独写真を撮るのみで、下りは、ストックに持ち替えて、とっとと下った。日が出たにもかかわらず、アイゼンを取り付けた場所まで戻った時が、一番、寒さを感じた。
その先の下りは、想像はしていたが、長かったな~・・・暗い中、登ってきたところを逆戻り。アタックキャンプに戻った時はぼーっとしていたが、シュラフなどの荷物のパッキングが待っていた。お茶を飲んだり、軽いものをつまんだりして(メロンが美味しかった!)一休み。その後、最後の力を出してベースキャンプまで。2日前と同じ場所へ戻ってきたはずが、違って見えるのが不思議^^。緑豊かなのどかな場所で、太陽の下、お茶したり、横になったり...、2日前はこれから登る山の方ばかり見上げていたなぁ。朝(といっても、0:30)、ミニきつねうどんを食べてから、液体しか口にできなかったが、ようやく、ゆっくりとパンを1個。夕食時には、ゆっくりと食べれるように...長い1日だった。というより、山に登ったのが、今日の出来事とは思えないような感覚。でも、何はともあれ、10人の参加者が同時に山頂に立てたのが良かった^^!!

■8月9日(月) 晴れ

5:00起床(pulse 68)-荷物パッキング、写真撮影-7:30朝食-散歩
9:00出発→(現地の子供と触れ合ったり、写真を撮ったり、休憩したり・・・)→11:12歩き始めた地点-11:20出発-(送迎車)→11:55ホテル
シャワー-13:15昼食(乾杯!)-15:00フリータイム(荷物整理)-18:00化石巡り散歩-19:40夕食-21:00スライドショー-22:30就寝
シムエールホテル(泊)

今日は全てがゆ~っくり!朝、爆睡の末、目覚め、朝食までの間にお世話になったガイドさん、コックさんと写真撮影。朝食後、キャンプサイトの周りを散歩。9時にベースキャンプを後にして、現地の子供、花、羊、馬、そしてアララット山の写真を撮りながら、送迎車の迎えの場所まで。登る時はきつく感じたが、遊びながら楽しく下っていけた^^!専用車でホテルへ戻る前に、ヨセフさんが軍隊へ報告をして(山にいる間も8時間毎に報告をしていたらしい...どうりで、よく電話をかけていたわけだ)、ホテルに到着~。
ホテルに着いたら、まず、シャワー!次に、ホテルの敷地内の屋外でランチ。皆でトルコビール(EFES)で乾杯!!ビールが最高に美味しかった^^。昼、少しまったりとした後、少し涼しくなった頃を狙って、化石巡りの散歩。夕食前のちょっとした運動だった。夕食は、ビュッフェスタイルで、驚いたことに、日本の観光ツアー客が来ていた(まさか、ここで、日本人に会うとは...)。夕食後、ヨハンさんがツアー中に撮った写真をスライドショーで見せてくれた。その他、トルコの他の山も紹介してもらった。最後にCDRに焼いてプレゼントしてくれた^^!。

■8月10日(木) 晴れ

5:00起床(pulse 63)-7:00朝食
9:00出発-(専用車)→メテオ・ホールMeteor Cukuruノアの箱船Nuh Gemisi→12:00-13:00昼食(Evin Restaurant)→イサク・パシャ宮殿Ishak Pasa Sarayiアハメット→14:50ホテル
フリータイム(昼寝、洗濯、シャワー)-18:00テラスでおしゃべり-殺虫剤噴霧-19:30-20:30夕食(ホテル内)-21:45就寝
シムエールホテル(泊)

昨晩は、蚊攻めにあい、眠りがいまいち...(くっそ~)。今日は、部屋に殺虫剤をまくべし。ドゥバヤジットには蚊取り線香などというものはなく、昨日、他の部屋で殺虫剤を寝る前に噴霧すると効果があったらしい...
今日は一日ゆっくりとドゥバヤジット観光。メテオ・ホール、ノアの箱船、イサク・パシャ宮殿といったこの町の有名どころをまわった。メテオ・ホールへ行く途中、イランとの国境検問所を通ったが、トルコからイランへ向かう車が長蛇の列をなしていた。道中、何度かあったことだが、検問(というか車の中をのぞく程度)のため、軍隊が銃を持って近付いてくると、やはり緊張(顔は穏やかで笑っているようにも見えるのだが^^;)。メテオ・ホールは、1892年に巨大な隕石が落ちた際できた大穴ということだが、確かに大きな穴。柵のようなもので囲まれてはいたが、下手をするとゴミのたまり場となりそうな...次のノアの箱船は、地面が箱船のような形に隆起していると言われればそのようにも見えるような...(でも、聖書ではノアの箱船がアララット山に漂着したと伝えられているようなので、うん、ノアの箱船に違いない!としておこう)最後に、一番目玉(かな?)のイサク・パシャ宮殿。歴史的背景はよくわからなかったが、色々な部屋があり、迷路のようだった。宮殿からの景色が絶景だった。ホテルに戻ってから夕食まで自由時間だったが、部屋が暑くて、昼寝もそうそうできるものではなく、洗濯したり、シャワーを浴びたり、これ以上、部屋にはいられないとテラスをのぞくと、グループのメンバーがいたので、ビールを飲みながら、ツアー話や今後、行きたい山の話など、とりとめなくしゃべっていると夕食の時間となった。今日は、昨日の日本人観光客もおらず、貸切だった。明日は、イスタンブールへ戻るんだなぁ・・・安眠を願いながら、おやすみなさい。

■8月11日(金) 晴れ

5:10起床(pulse 66)-7:00朝食
8:00出発-(専用車)→(休)→11:55-12:40昼食(GELGOR CAG KEBABI 2)→12:50-13:30ヤクティエ神学校→13:50エルズルム空港-15:30エルズルム空港発-(TK669)→17:20イスタンブール空港-17:50イスタンブール空港発-(専用車)→18:40ホテル着
シャワー
20:15ホテル発-(徒歩)→20:30-22:45夕食with民族舞踊、ベリーダンス、歌など(Kervansaray)→セブンイレブン→23:10ホテル着
23:20就寝(ここから悪夢が始まる...)
ヒルトンイスタンブール(泊)

イスタンブールから入る時はワンだったが、帰りはエルズルム。ワンより遠いらしく、4時間程かかる予定で出発。途中、一度、トイレ休憩をはさんだが、延々とバスに揺られるしかなかった。後半は、うとうととしていて、窓から外を見ていなかったが、途中、ひまわり畑があったらしい...見たかった。昼時にエルズルムに到着。ジャーケバブ(肉を水平方向にして焼く)専門店で、クレープの皮のような薄焼きパン(ユフカ)に、好みの肉、野菜などをまいて食べた。美味しかったぁ!!このツアーで初めて、お代わりをした。(この時は、食あたりなんて全く想像しなかった。)飛行機の搭乗まで少し時間があるので、ヤクティエ神学校を見学した。順調にイスタンブールまで戻ると、イスタンブールは金曜日の夕刻とあり大渋滞。ゆっくりと町並みを見るには都合が良かった。写真を撮るまでの時間はなかったので、目に焼き付けるのみ:ガラタ橋、金角湾、水道橋、名前はわからないがいくつかの立派なモスクなどなど...ガラタ橋沿いに釣り人が並んでいる光景が少しこっけいに映った。
トルコでの最後の夕食は、ホテルの隣のレストラン(ナイトクラブ)で民族舞踊、ベリーダンス、歌などのショーを見ながら楽しんだ。偶然だが、座った席が舞台最前列で、特等席だった。世界各国からの観光客が集まってきているようで、最後は国境を越えて踊り始め、盛り上がっていた。我々グループはこのあたりでおいとま。
明日は、いよいよ、帰国。ヒルトンホテルで気持ち良く寝ようと思ったら...悪夢が始まった。
==下痢と嘔吐が交互に起こり、少しうとうとできたのは朝方5時くらいの気がする。この時点で胃内容物はほぼ空になった気がする。振り返ると、エルズルムからイスタンブールへ向かう機内で出されたサラダが胃がもたれた気がして食べられなかった。夕食時はもっと顕著で次々と出てくる料理にほとんど手をつけることができなかった。アルコールが高いので大切に飲まなきゃ!なんて思っていたが、ビール1杯でうちどめ状態。==

■8月12日(土) 晴れ

6:30起床(pulse 70)-7:00朝食
8:30出発-(専用車)→(解熱鎮痛薬、下痢止めを服用)→9:30ブルーモスク-徒歩)→アヤ・ソフィアトプカプ宮殿-昼食(トプカプ宮殿敷地内)→トルコ絨毯屋→グランド・バザール-14:00出発-(専用車)→14:35イスタンブール空港-17:30?イスタンブール空港発-(TK50)→
機内(泊)

気分は最悪だったが、食べるためというよりはグループメンバーの様子を伺うため、朝食の場所へ行った。登山前には時間がなくてメニューをゆっくりと吟味できなかたが、今日も全く食べる気がしないので、豊富なメニューを堪能することができなかった。とりあえず、飲み物とフルーツをお皿にとってテーブルについてみると、どうやら、ほとんどの人が体調不良のようで、食あたりだろうということになった。観光はどうなるのかなぁと思ったが、予定通り行われた。しかし、この頃、症状は少し治まったようにも思えたが、熱があり(38・4℃)、くそ暑いはずなのに長袖を着ずにはいられなかった。バスで寝ていようかとも思ったが、それが回復への近道とも思えず、途中でダウン覚悟で観光へ参加した。最初は、体の節々がだるい気がしたが、薬が効いたのか熱っぽさが次第にひいた。昼食前には少し復活気分だったが、フルーツと飲み物だけだったが昼食を食べたら、また、逆戻り...グランド・バザールは行ってみたもののゆっくりと物を見てまわる気分にはならず、写真だけ撮って集合場所のトルコ絨毯屋へ戻った。イスタンブール空港での最後の買い物も見てまわる気にならず、一番最初のDuty free shopで目についたお菓子だけを買った。いつもは現地通貨がある限りは買い物をするのだが、もう歩けないと思い、残っているトルコリラをExchangeで日本円へ換金してしまった(3000円返金された)。飛行機に乗り込んでからは、飲み物だけ口にして、機内食はほとんど手をつけられなかった。食事以外の時間はひたすら寝た。

■8月13日(日) 晴れ

→10:40成田空港着-11:30成田空港発-(送迎車)→11:45 USA Parking-11:50出発-(車)→14:00守谷着
定刻より早いくらいに成田に到着。日本が涼しく感じた。家に帰ってから、体重を測ると3kg減。まぁ、脂肪が落ちたわけではなく水が抜けただけだから、時間の問題で元に戻るでしょう^^。全体としては、全てが順調に進行していただけに最後の「おち」には参った^^;。
ツアーの感想
○運動不足を痛感!私の場合は、他の人以上に体力に依存して登っているところがあるので、楽しく登るためには体力があった方が良い(2002年のエルブルースと比べると何倍も疲れた)。
○暑い!町はもちろん、山でも標高の低いところは暑かった...アタック時(山頂稜線)は想像より寒かった。
○10人の大所帯だったが、トルコということもあり、既に世界各国色々なところへ行った人が多く、楽しかった^^。
○人生初めての(本格的な?)食あたりを経験!正直、高山病より苦しかった...