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栂池−白馬乗鞍−蓮華温泉−朝日岳−木地屋
(2006.4.7-2006.4.9)

参加者:12名
ガイド:切久保豊さん、西村基男さん(岩岳スキースクール)

2006.4.7 晴れ
2:30守谷出発−(車)→(谷和原IC−長野IC)→6:00岩岳スキー場
8:30岩岳スキー場ホワイトプラザ集合−8:50出発−(送迎車)→栂池高原スキー場−(ゴンドラ)−9:40(栂池ロープウェイ)→10:00栂池自然園出発−(シール登行)→10:30(休)→11:20(休)→11:45〜12:15天狗原(昼食)−(シール登行)→13:10白馬乗鞍岳ケルン−白馬大池岸(トラバース)→13:45白馬大池山荘対岸あたり−(スキー滑降)→14:45蓮華温泉ロッジ(泊)


昨年、アキレス腱断裂の為、行けなかったので、例年以上に楽しみだった。引っ越し後初の遠出となり、所要時間が読めず余裕をもって出発したら、思いのほか早く到着した。
昨年から栂池ロープウェイがこの時期運行しているようで、天狗原まで非常に近く感じられた。本来、入山に際して説明を受けなければならないようだが、今回は岩岳スキースクール主催のツアー参加者ということで省略。ツアーコース区域の左側をゆっくりとシール登行し、休憩を含めても1時間15分で天狗原到着。ここで、昼食となった。今日は天気が良いので、振り子沢ルートではなく、白馬乗鞍ルートとなり、昼食後、大斜面を一登り。大きなケルンを通過し、白馬大池右岸をトラバースし、白馬大池山荘対岸あたりでいよいよ滑走モードとなった。雪質は何度か変化したが、クラストには至らず、何とかターンをして滑れた。久しぶりの山で気持ち良く滑れた^^。蓮華温泉ロッジへ到着すると、ビールが既に雪で冷やされ、即、乾杯!う〜ん、幸せ!久しぶりに外で美味しくビールを飲んだ気がした。
ロープウェイ待ち いよいよ登り始め! 少し斜度が出てきました
天狗原でランチタイム 白馬乗鞍へ登ります あと一登り
白馬乗鞍岳のケルン 雪倉岳、朝日岳を見ながら滑降モードへ
尾根沿いに滑降中!! 右下方にロッジを見ながら滑降
ロッジがだんだん大きくなります ロッジ目前 蓮華温泉ロッジ到着。乾杯〜!
2006.4.8 吹雪
5:00出発−(トラバース滑走)→6:00〜6:30瀬戸川の橋(朝食)−(シール登行)→ひょうたん池→7:50白高地沢(1550m付近)−(悪天のため、引き返す)−8:00(滑降)→8:30瀬戸川の橋−(シール登行)→9:25兵馬の平(休)→10:30蓮華温泉ロッジ(泊)

天気予報は悪く、前線の通過はどうにも避けられない状況だったが、行けるところまでということで、予定通り5時にロッジを出発した。既に外は雪(雨とも言われていたので少し救いとなる)。瀬戸川へでるまではいつもルートが理解できていないが、今回は視界が無いのも手伝い、ひたすら着いていくのみだった。途中、下りすぎて登り返したりもしたが、1時間で瀬戸川の橋へ到着。今回は、まだ雪が残っており滑って渡れた。ここで朝食タイム。しんしんと降る雪の中(本当に静かだった!)、登り始めた。斜度はさほどなく、ひょうたん池を右手に見ながら通過し、樹林帯を抜け、いよいよ急斜面にさしかかろうかというところで、雪が激しくなってきて引き返すことになった。ほぼ来た道を戻り(滑降時間はほんの30分程)、瀬戸川の橋を渡った場所からロッジまで登り返した。途中、兵馬の平で休憩したが、雪が多く、いつもとは違って見えた。途中、大きな雷を一発。10時30分に蓮華温泉ロッジへ到着した頃には雪がかなり激しく、時折、突風も吹いていた。行程としてはほぼ中間までということだが、十分満足。ロッジ到着後は、身に着けている物を全てストーブの周りで乾燥。このロッジはストーブあり、温かい温泉ありで濡れてもあまり問題は無かった。夕食まではビールを飲みながら小宴会をしたり、昼寝をしたり、各自思い思いに過ごした。日頃の寝不足が解消され、一気に元気になった気がした。
我々は、午前中にロッジへ戻ったので、問題は無かったが、この日に栂池からロッジへ向かった人達が大変な事に。昼過ぎからロッジへキャンセルの電話がじゃんじゃん鳴り始めた。午後3時頃、第一グループが到着。積雪の為、下りもラッセルとなったようだ。遅れ気味ながらもぱらぱらとスキーヤーが到着。100名超の宿泊予定が最終的には60名ほどになった。ところが、宿泊予定の2組のパーティーが夕食時になっても到着しなかった。夜7時30分にロッジのスタッフら3名が捜索へ出かけた。幸い、1組のパーティーを見つけることができ、9時30分頃に全員自力で到着し、事無きを得た。(残りの1パーティーは入山したかどうかも定かではなく、所在がつかめない状態だったようだが、翌日、1人を除き死亡/意識不明という最悪の事態となってしまった)
瀬戸川の橋 登り開始! 静かな樹林帯を前進
前方の岩で引き返しました 朝日岳方向(ほとんど視界なし) 兵馬の平通過
ロッジまであと少し 蓮華温泉ロッジに無事、到着! 濡れた物がびっしり!
2006.4.9 曇り
8:05出発−(スキー)→8:45ヤッホー平−(シール登行)→(休)→11:00角小屋峠−(大休止)→(スキー滑降:濃霧の為、ルートを探しながら移動)→14:20木地屋−(専用車)→15:10岩岳スキースクール
15:30出発−(車)→15:45-16:45倉下の湯→21:15守谷着


天気はゆっくりと回復へ向かい、山々はあまり見えないものの、時折、太陽が顔をのぞかせた。蓮華温泉ロッジを出てすぐに橋を渡るが、積雪の為、かなりの段差となり、入り口がかなり狭められていた。1人、対岸へ勢いで登り切ろうとしたが、途中で止まり逆走してしまい、バランスを崩し、何と橋の下へ落ちてしまった!幸い、積雪がクッションとなり、事無きを得たが^^;。平岩方面へ向かう分岐地点からヤッホー平まではパウダー状態で最高だった。ここから先は、先頭はラッセルとなった(ご苦労様でした^^)。角小屋峠を目指して登り始めたが、ルートどりが良く、さほど傾斜はきつくならずに到着した。大休止をとり、いよいよ最後の滑降!ところが、ガスが出ており、少し待機をしてみたものの解消する兆しがないので、人を見失わないようにゆっくりと移動し始めた。この斜面が今日の滑りどころだったので、残念>x<斜度がなくなってから右方へ前進したが、方向がずれたようで途中方向転換。方向が確認できてからも、標識がなかなか見つからない場所があった。視界がある時は、あまり迷いようがないルートのように思っていたが、視界が無いと本当に前後左右わからないものだった。途中、「ここは斜度があり、斜度がなくなったところで転倒する人が出たところ?」とか「ここは勢いをつけて登り切っていたところ?」などと以前の体験話をしていたが、景色は全然想像できなかった。確実に前進をし続け、予定時間より遅くはなったが、2時20分に無事、木地屋に到着した。
今回、色々と山の怖さを再認識させられた。ますます、GPSが欲しくなった(と同時に地図も読めるようになりたくなった)。でも、2年ぶりに蓮華温泉へ来ることができ、完全なスキー復活宣言!という感じがした^^。
全員で記念撮影 橋を渡ります 雪が深い!
雪質良好! 残念ながら朝日岳には雲が...
一歩一歩前進 少し登ります 角小屋峠を目指して登ってます
峠へ出ました! 最後の滑り!のはずが...視界無し この先で方向転換となる
標識を探すためストップ 標識を通過 木地屋到着〜!

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